ドット絵を試してみた。
そもそもドット絵って何が難しいの?
ドット絵(ピクセルアート)は、1ピクセル単位で色を置いていく昔ながらのグラフィックスタイルです。ファミコンやスーパーファミコン時代のゲームキャラクターを思い浮かべてもらえるとわかりやすいですね。
特徴はこんな感じ:
- 解像度が低い(16×16や32×32など)
- 使う色数が少ない
- アンチエイリアスを使わない(境界線をぼかさない)
- 1ピクセルに意味がある
AI画像生成は基本的に「きれいにぼかす」方向に最適化されているので、ドット絵のような「あえてカクカクさせる」表現が苦手なんです。
実際にやってみた
プロンプト①:シンプルに頼んでみる
まず素直に頼んでみました。
プロンプト:
「ドット絵で猫を描いてください」

結果: 「ドット絵っぽい雰囲気」の猫は来ましたが、ちゃんとアンチエイリアスがかかっていて、本物のピクセルアートとは言えない仕上がり。なんとなくレトロ風な絵、という感じ。
プロンプト②:条件を細かく指定する
次に、もっと細かく指示してみました。
プロンプト:
「16x16ピクセルのドット絵スタイルで犬を描いてください。
アンチエイリアスなし、使用色数は8色以内、
黒の輪郭線あり、背景は透明風の単色。
ファミコン時代のゲームキャラクターのような見た目で。」

結果: かなりよくなりました!ドットの粒が感じられて、昔のゲームキャラっぽい雰囲気が出てきました。ただ、厳密に「16×16ピクセル」ではなく、あくまで「そういうスタイル」として解釈されている感じです。
プロンプト③:参考スタイルを指定する
プロンプト:
「pixel art style, 32x32 resolution, RPG game sprite,
no anti-aliasing, limited color palette,
retro 16-bit style, cute slime monster character,
transparent background」

英語プロンプト×ゲーム文脈の組み合わせが一番効きました。スライムっぽいキャラクターが、しっかりドット絵らしく仕上がっています。
わかったこと:うまく描かせる3つのコツ
実験を通じて、コツが見えてきました。
1. 英語プロンプトのほうが精度が高い
「pixel art」「sprite」「retro game」などのキーワードは英語のほうが学習データが豊富なのか、出力がよくなります。日本語でも試せますが、英語を混ぜると◎。
2. 解像度は「スタイル」として指定する
「16×16で描いて」と言っても、実際の出力サイズはそうなりません。あくまで「解像度が低いドット絵スタイル」として認識させるイメージで。
3. 「アンチエイリアスなし」の明示が重要
これを入れないと、AIは勝手に境界をぼかします。no anti-aliasing または no blending を必ず入れましょう。
ChatGPT(DALL-E)とMidjourneyの違い
せっかくなので比較も。
| 比較項目 | ChatGPT(DALL-E 3) | Midjourney |
|---|---|---|
| ドット絵の再現度 | △〜○ | ○〜◎ |
| プロンプトの自由度 | ◎(日本語OK) | ○ |
| 操作のしやすさ | ◎(チャットで完結) | △(Discord経由) |
| 細かい指示の反映 | ○ | ◎ |
| 料金 | ChatGPT Plus(月20ドル) | 月10ドル〜 |
Midjourneyのほうがドット絵の完成度は高いですが、ChatGPTは「チャットしながら調整できる」のが強み。「もう少しカラフルにして」「背景を青にして」といった追加指示が自然な会話でできるのは便利です。
実用的な使いみちは?
ドット絵をAIで生成するのが活きる場面をまとめると:
- ブログやSNSのアイキャッチ(レトロ風でオシャレ)
- ゲームのモックアップ素材(方向性確認用)
- アプリアイコンのラフ案(雰囲気確認)
- 自分のキャラクターデザインのたたき台
完成品としてそのまま使うより、「たたき台」や「雰囲気確認」として使うのが現実的かなと思います。本格的なドット絵は、やっぱり手打ちの職人技には敵いません。
まとめ
- ChatGPTでもドット絵は描ける。プロンプト次第でかなり変わる
pixel art,no anti-aliasing,retro game spriteなどのキーワードが効く- 完成品より「アイデア出し」「たたき台」として使うのがおすすめ
- 本格的なドット絵を求めるならMidjourneyのほうが向いている
AI画像生成はまだまだ進化中なので、半年後にはもっとリアルなドット絵が生成できるようになっているかもしれません。引き続き実験していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。ドット絵やAI画像生成に興味がある方は、ぜひコメントで感想を教えてください!